暮らしのコラム

水まわりの仕組み、メンテナンス方教えちゃいます!(トイレ編)

Ishikawa

皆様こんにちは!
リリーフの石川です!

最近、朝晩がぐっと冷え込んできましたね。
寒い日は、温水便座の温かさが身に染みます…(笑)

これからの時期、大掃除などで普段より気合を入れて掃除をする方も多いと思いますが、「頑張って擦っているのに、すぐ黒い汚れが出てくる!」 なんてことありませんか?

実はそれ、構造上の「死角」に汚れが溜まっているサインなんです。
今回は、最近のトイレ特有の「見えない吐水口」の掃除方法と、意外と忘れがちな「ニオイ対策」をご紹介します!

1. フチなしトイレの盲点「吐水口」の掃除術

渦を巻いて水が出る穴(吐水口)は、手前からは見えにくく普通のトイレブラシでは届きません。
ここがカビてしまうと、いくら便器を擦っても黒い汚れが流れ出てきてしまいます。

【用意するもの】
・使い古した歯ブラシ(またはL字型ノズル用ブラシ)
・カビキラー(泡タイプ)または ドメスト(粘度のあるタイプ)

【お掃除手順】
1.洗剤をかける : 吐水口の穴に向けてカビキラーの泡を吹き付けるか、ドメストを回しかけます。
2.放置する : 成分を浸透させるため、数分間そのまま放置します。
3.掻き出す : 歯ブラシを穴に突っ込み、奥や上側を掻き出すようにゴシゴシ擦ります。
4.流す : 水を流して完了です!これで黒い筋汚れは解消します。

  ※塩素系洗剤を使う際は必ず換気をしてください。

2. 頑固な「サボったリング」の撃退法


水が溜まっている水面にできる輪っか状の汚れ。この汚れの種類によって洗剤を使い分けるのがプロの技です。
この汚れは、「菌」なのか「尿石」なのかによって洗剤を使い分けるのがコツです。
また、水が溜まったままだと洗剤が薄まってしまい効果が出ませんので、バケツで勢いよく流すなどして水面を下げたまま掃除をしましょう。

■黒ずみ・ピンク汚れの場合
・原因: カビなどの「菌」
・おすすめ洗剤: 『ドメスト』や『トイレハイター』などの【塩素系】
・手順: 回しかけて、こすらず数分待って流すだけ!

■ガチガチの黄色・茶色汚れの場合
・原因: 尿石(ミネラル分)
・おすすめ洗剤: 『サンポール』などの【酸性】
・手順:1.トイレットペーパーを汚れの上に敷く。
   2.その上からサンポールを染み込ませる(湿布法)。
   3.しばらく置いてからブラシで擦り落とす。

【⚠超重要:混ぜるな危険】

酸性洗剤(サンポール)と塩素系洗剤(ドメスト等)は絶対に同時に使わないでください。
有毒ガスが発生します。必ず別々の日に作業しましょう。

3. ニオイが消えない時はここ!「脱臭フィルター」

便器をピカピカにしても「トイレの独特なニオイ」が取れない場合、ここが原因かもしれません。

【脱臭フィルターとは?】
多くの温水洗浄便座についている、ニオイを吸い取るための「四角い網のような部品」です。(本体の側面や裏側にあります)
ここにホコリが詰まると、脱臭機能が全く効かなくなります!

【お掃除手順】
1.引き抜く 本体側面などにあるフィルターをつまんで引き出します。
2.ホコリを取る 歯ブラシ等を使用して、網目に詰まっているホコリを取り除きます。
3.戻す 元通りに差し込めば完了!これだけでトイレの空気が変わります。

★ついでに… 最後に「ノズル洗浄モード」でノズルを出し、お掃除シートでサッと拭き取れば完璧です。

4. まとめ

最近のトイレ掃除のポイントは3つです。

  1. 「見えない吐水口」を歯ブラシで掻き出す

  2. 汚れに合わせて「酸性」と「塩素系」を使い分ける(混ぜるな危険!)

  3. ニオイ対策に「脱臭フィルター」のホコリを取る

ぜひ次回のお掃除から試してみてくださいね!