【イベントレポート】 “もしも”を支える地域の力。 家族で学ぶ防災タウンの「共助」防災訓練
防災タウンとして熊本市東区に大規模分譲した「ライフフィルタウン戸島西」で、11月の『家族の日』の時期に合わせ、住民が家族で防災について考え、学び、体験する防災訓練イベントを11月16日(日)に開催しました。
防災訓練イベントレポート
11月16日(日)、第4回目となる防災訓練イベントを開催いたしました。 当日は青空が広がる暖かな日差しに恵まれ、約20名の住民の皆様にご参加いただきました。 4回目となる今回は、毎年恒例の「防災設備の使い方レクチャー」や、前回も大いに盛り上がった「防災力チェッククイズ大会」に加え、初の試みとして防災井戸の水を活用した「チーム対抗バケツリレー」などを実施。子どもから大人まで、楽しみながら防災の知恵と地域コミュニティの“共助”を育む一日となりました。
見て、触れて、味わって!主なプログラム内容
<見る> まちに隠された防災機能を発見!
普段は公園のベンチ、災害時には炊き出しの拠点となる「防災かまどベンチ」や「マンホールトイレ」など、まちに隠された防災設備の使い方をスタッフが分かりやすく解説しました。「いざという時、本当に使える」知識を身につけていただくことで、住民の皆様の防災意識と実践力を高める機会となりました。

<触れる> 身近なもので命を守る知恵を体験!
・ツナ缶とティッシュでランプ作り 食料備蓄の定番「ツナ缶」が、停電の夜を照らすランプに早変わり。身近なものが命を守る道具になる驚きと知恵を、皆様に手を動かしながら体験していただきました。 

・バケツでタイムリレー 災害時の衛生確保に不可欠な水の運搬を、チーム対抗リレーで楽しく学びました。防災井戸からマンホールトイレまで、力を合わせて水を運び、”共助”の重要性を体感していただきました。 

<味わう> みんなで作る温かい豚汁で、”共助”を実感!
公園の「防災かまどベンチ」に火をおこし、防災倉庫の調理器具を使って炊き出しを疑似体験。みんなで協力して温かい豚汁を作りました。住民同士の交流を深めながら、災害時における温かい食事の大切さを実感していただきました。

<学ぶ> クイズに挑戦!我が家の防災力チェック
誰でも気軽に参加できる防災クイズ大会を開催。いざというときに役立つ知識を、ゲーム感覚で楽しく学んでいただきました。
“まち全体が防災拠点”
防災タウン「ライフフィルタウン戸島西」とは
「ライフフィルタウン戸島西」は、株式会社アネシスが2015年より手がける「防災・防犯タウン」プロジェクトの第一弾として誕生した、熊本市東区の大型分譲地です。 この分譲地の最大の特徴は『まち全体が防災拠点』として機能するよう、分譲地内の公園などには、日常と非常時の両方で役立つ以下の設備を備えています。
- 防災かまどベンチ: 普段は憩いのベンチとして、災害時には炊き出し用のかまどとして活躍します。
- マンホールトイレ: 災害時にマンホールの蓋を外してテントを設置するだけで、衛生的な仮設トイレとして利用できます。
- 防災倉庫: 救助工具や非常食、非常用給水袋などを備蓄し、住民がいつでも利用可能です。
- 防災井戸: 停電時にも使える手動ポンプ式を採用。生活用水や防火用水を確保します。
アネシスでは、万が一の災害時にスムーズな対応ができるよう「災害対策室」を設けています。アネシスグループは、お引渡ししてからが本当のおつきあいだと考えています。お引渡しからはじまる、本当の意味での住まいづくりを、生涯にわたってサポートできるよう、平常時から非常時を想定した取り組みに注力しています。
災害対策室のページはこちら>>
開催の背景:11月第3日曜日は『家族の日』。
家族の安全を考えるきっかけとして
毎年11月の第3日曜日は、内閣府が定める「家族の日」。地域のつながりが希薄化する現代において、社会全体で家庭を支えることの大切さを再認識する日です。 私たちはこの「家族の日」に、単に家族の絆を確かめ合うだけでなく、『家族の、そしてご近所の未来と命を守る』ための日にしたいという想いから、本イベントを企画・開催しています。 「もしも」の時、本当に頼りになるのは、すぐそばにいる隣人です。普段からの何気ない会話や「いざという時は助け合いましょう」という約束が、災害時の「共助」の力を育みます。今回の防災訓練が、その関係づくりのための、楽しく有意義な第一歩となりましたら幸いです。
<当イベントの取材> ・JCOM J:COMチャンネル「ジモトトピックス(地デジ10ch)」
放送日:11月29日(土)AM11:00~ほか予定。また、地域情報アプリ「ど・ろーかる」にて2週間アーカイブ放送